天気の子主人公・帆高が家出した理由は?読んでる本は何?

2019年7月19日に公開された『天気の子』。

2016年に公開された『君の名は。』の監督である新海誠さんの3年ぶりの待望作です。

写真?と思わされるような美しい映像に

リアルなようでぶっとんだ設定(君の名は。であれば高校生の男女の恋愛模様かと思ったら時をまたいでたり!)なのに

妙に切なくて感情がゆさぶられる新海誠さんの作品!

『君の名は。』で初めて新海さんを知り、ファンになったので

今回の『天気の子』も楽しみで公開2日目で観にいってきました!

 

※一部ネタバレ含んでますのでご注意ください。

 

 

『天気の子』主人公である帆高(ほだか)は冒頭から

地元の島を出て、東京へ一人で向かっている家出少年。

映画では家出の理由は詳細には表現されていませんでした。

また、作品中で帆高が持つ本が何度かでてきていましたが

こちらも映画では全く触れられていませんでした。

今回はなぜ帆高が島を出たのか

なぜあの本を持ち歩いているのかについて考察していきます!

天気の子主人公・帆高のハードモードな家出

冒頭のフェリーに乗っている段階でかなりハードモード。

須賀さんのおかげで助かりましたが下手したら

フェリーから放り出されてしまったかも・・・。

この段階でもすでに島に戻ってもいいものの

それでも帰らないあたり生半可な気持ちではないんだな

と察することができますね。

東京についてからもバイトも見つからず

キャッチのお兄さんに虐げられたり、

ネカフェやハンバーガーショップを転々とした生活を送ったり・・・

おかげで陽菜(ひな)に出会えたわけですが。

天気の子主人公・帆高が家出した理由とは?

ここまでしてどうしても帰りたくない理由とは何だったのでしょうか?

映画では「ただ今は帰りたくないんだ」というだけで

詳細は描写されていませんでした。

ただ小説を読むと『父親との喧嘩』が原因のようです。

父親に殴られた日、帆高は雨の中自転車を思いきり漕ぎ進めます。

この時見つけた雨雲の隙間から海を照らす光の筋を見つけました。

『この場所を出てあの光に入りたい!』と思い必死に自転車を漕いで

その光に向かい、『追いついた!』思ったらそこは崖の先端。

それでもその光を目指したかった帆高はフェリーに乗って

東京へ一人向かうことになったのです。

 

なかなか突拍子もない行動!

父親との喧嘩でフェリーに乗って島を出ちゃう帆高はかなり行動力がありますね!

新海誠監督は今回家出理由を明かさなかった訳を以下のように語られています。

帆高は家出をして東京に出ていますが、その家出の理由を劇中では明確に語っていません。

トラウマでキャラクターが駆動される物語にするのはやめようと思ったんです。

映画の中で過去がフラッシュバックして、こういう理由だからこうなったんだっていう描き方は今作ではしたくないな、と。

内容する話ではなく、憧れのまま走り始め、そのままずっと遠い場所まで駆け抜けていくような少年少女を描きたかったんです。

たしかに何かにあこがれて衝動で動くさまは今回多く描写されていたように思いますね。

特に帆高は陽菜や東京に関して憧れやそばにいたいというまっすぐな気持ちで駆け抜けていきましたね。

大人の打算的な考えと裏腹に少年少女の無垢な感情がまぶしい・・・

天気の子主人公・帆高が読んでる本は何?

作品中何度もでてくる帆高が島から持ってきていた本、

気づかれましたか?カップ麺の重しにされてましたね。

https://twitter.com/eivom_movie/status/1153252564508368897

 

はい、『The Catcher in the Rye 著サリンジャー』、

タイトルを訳すと『ライ麦畑で捕まえて』です。

売上発行部数は世界で6000万部以上と人気の作品です。

日本でも複数名の翻訳家によって翻訳されています。

 


訳 野崎孝


訳 村上春樹

 

翻訳家ごとに訳のニュアンスが違うの見比べるのも面白いですね。

実は天気の子以外にも『暗殺教室』『攻殻機動隊』にも登場しており

幅広い層からの人気がうかがえます。

天気の子主人公・帆高が読んでる『ライ麦畑でつかまえて』とは?

『ライ麦畑でつかまえて』はホールデン・コールフィールドという16歳の高校生が主人公です彼は名門校を退学になり、退寮。

家に帰るのではなくNYで3日間放浪します。NYのホテルで酒を飲んだい娼婦を買ったり(結局お話しただけ)エレベーター係ともめたり・・・

ホールデンは家い帰らず放浪していたいと考えますが最愛の妹「フィービー」には会いたいと思い一度家に向かいます。

ちょうど両親が不在のためフィービーと話すことができ、退学になり放浪している話をすると彼女から「世の中のことすべてが気に入らないのね」と言われ落ち込んでしまいます。

そこでホールデンは

「ライ麦畑で遊んでいる子どもたちが、崖から落ちそうになったときに捕まえてあげる、ライ麦畑のキャッチャーのようなものだ」

になりたいのだといいます。

「とにかくね、僕にはね、広いライ麦の畑やなんかがあってさ、そこで小さな子供たちが、みんなでなんかのゲームをしているとこが目に見えるんだよ。何千っていう子供たちがいるんだ。そしてあたりには誰もいない――誰もって大人はだよ――僕のほかにはね。で、僕はあぶない崖のふちに立ってるんだ。僕のやる仕事はね、誰でも崖から転がり落ちそうになったら、その子をつかまえることなんだ――つまり、子供たちは走ってるときにどこを通ってるかなんて見やしないだろう。そんなときに僕は、どっかから、さっととび出して行って、その子をつかまえてやらなきゃならないんだ。一日じゅう、それだけをやればいいんだな。ライ麦畑のつかまえ役、そういったものに僕はなりたいんだよ。馬鹿げてることは知ってるよ。でも、ほんとになりたいものといったら、それしかないね。馬鹿げてることは知ってるけどさ」

その後両親が帰宅し一旦ホールデンはこっそり抜け出します。

そして今後は世間から、家族から身を隠してひっそり暮らすことを決意します。

最後にもう一度フィービーに別れをつげるために会いにいきますが、一緒に行くと駄々をこねられ困り果てます。

そして動物園で回転木馬に乗っているフィービーを見て心が満たされる感覚を覚えます。

そしてホールデンはやはり家に帰ることになります。

 

天気の子主人公・帆高が読んでる本から考察される帆高の考えとは?

いかがでしょうか?『ライ麦畑で捕まえて』のあらすじを見ると

帆高の考え・行動とかぶる部分があるなと。たとえば

  • 世の中や大人(帆高の場合父親や自分のいる小さな島)に嫌気
  • 都会で放浪
  • 自分の力で生きていけるという過信(言い方w)

大人と子供のはざまで揺れ動く描写の多い『ライ麦畑でつかまえて』ですが16歳という帆高にとっては自分の境遇と似ていると感じていたのでしょう。

映画の中でも警察が帆高を探している時、須賀さんは家に帰るよう諭します。

「もう大人になれよ少年」

と。ここから見てもまだ大人になりきれておらず、社会の規範にのっとった行動をとれていないという⁉ことが表されています。

 

天気の子主人公・穂高が家出した理由は?読んでる本は何?まとめ

映画中で穂高の家出理由はあまり描かれていませんでしたが

新海誠監督の意図や小説からうかがえる理由に、

また、帆高が持っている『ライ麦畑で捕まえて』が実は帆高の行動のヒントになっているようだったので紹介しました!

これらを知ったうえでもう一度観に行きたいなと考えています!

 

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